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-Discovering Diversity in Health Care ―

「医療?多様性?異文化理解」をテーマとした体験型短期留学
アメリカの非営利団体 Volunteers in Asia(VIA)と188bet体育_188bet亚洲体育-在线*投注が連携して立ち上げた、「医療?多様性?異文化理解」をテーマとする体験型短期留学プログラム「Discovering Diversity in Health Care(DDH)」が2025年春よりスタートしました。
本プログラムは、本学の医学科第1~3学年を対象としており、医療の専門知識や語学力を問わず参加できるよう企画されています。参加者は、アメリカ?サンフランシスコを拠点に、スタンフォード大学をはじめとする一流の教育機関や、地域の医療施設を訪問し、アメリカの医療システムについて学びます。現地の医療従事者や学生とのディスカッション、LGBTQ+の方々の声を直接聞くセッションなどに加え、ボランティア活動などの交流を通じて、医療における異文化理解や多様性についての理解を深めます。さらに、シリコンバレーにも足を延ばし、革新的な文化に触れる機会も設けられており、プログラム全体を通じて、医学だけにとどまらない幅広い視野と柔軟な思考を培うことができます。
実際に自分の目で見て、耳で聞き、肌で感じることによって、同じ体験であっても人それぞれ異なる視点や気づきが生まれます―それこそがプログラムの最大の魅力です。

「アメリカの医療って? 多様性って?」
そんな好奇心を胸に、本学医学科の第1?3学年の学生7名が参加したのが2025年3月に実施された1週間の体験型短期留学プログラム Discovering Diversity in Health Care(DDH)です(実施期間:3月17日~24日)。
帰国後の4月10日、参加した学生5名と三苫博副学長、小島多香子国際教育研究センター長による座談会が開かれ、プログラムを通して得た学びや気づきについて語り合いました。その内容のほんの一部をご紹介します。
DDHプログラムに参加しようと思った理由は?
- 『英語力不問』だったのと視野を広げる良い機会だと思って参加しました。
- 短期留学に興味があり、大学のプログラムを知って参加を決めました。
- 授業で学んだ『アメリカの医療制度との違い』を実際に見て確かめたかったからです。
- 『英語力不問』はもちろんのこと『短期間』という点が魅力で、参加を決めました。
- 内容が面白そうだったので、ほぼ好奇心だけで参加を決めました。
参加して印象に残ったことは?
- スタンフォード大学の解剖室に入り、英語で学ぶ経験自体が刺激的でした。
- 日本の医療との違いを学べて、英語で討論する中で、理解を深められたことです。
- LGBTQの方との交流で想像すらできなかった感情や言葉の使い方を学べました。
- 「ビジュアルシンキング」を通じて、思考のプロセスを学べたのが印象的でした。
- グループワークでも、いろんな視点が混ざることで思いがけないアイデアが出てきたのがすごく面白かったです。
- スタンフォード大学を訪れて、寄付によって次世代の学びや挑戦を支える文化が根付いていることを実感しました。
- アメリカでは、ボランティアでも宗教や文化に配慮した食事を作るのが一般的で、多様性への配慮が印象に残りました。
自分が成長できた、変化を感じた点は?
- 英語漬けの1週間は大変でしたが、後半には慣れ、自分の変化を実感しました。
- 英語しか通じない環境で、発表などへの苦手意識が少し薄れ、自信がつきました。
- "視野が広がった"と感じています。今後は多角的な思考を意識したいです。
- 英語プレゼンの改善点を学び、自信を持って話せるようになったのが成長です。
- とにかく英語で話す機会が多く、自分の考えを伝える力が鍛えられたことです。
- 殻を破り「とにかく英語で話そう!」と挑戦。今後はリスニング力を強化したいです。
- 日本人医師がアメリカで研究者として活躍するまでのキャリアについて話をお聞きすることができ、視野が広がりました。
今後DDHプログラムへの参加を考えている人たちへ
- 現地でしかできない体験が本当にたくさんあって、すごく刺激になりました。せっかく参加するなら、前後に個人旅行を組み合わせるのもおすすめです。
- 個人留学ではできない貴重な経験ができました。部活の合宿期間と重なって迷いましたが、先輩に相談してよかったです。事前の日程調整と準備は大切です。
- 少人数だったからこそ、深く話せる機会が多くありました。事前にリスニングやスピーキングは練習しておくと最初の2日間が楽になります。
- 事前に専門用語や内容を少し調べておくと、さらに理解が深まります。
- 実際に行ってみて、内容の濃さと充実度に驚きました。参加費に見合う学びが得られました。ESSに入ってくれたら、事前に情報共有します(笑)!
- 学生のうちにしかできない、本当に貴重な経験でした。迷っている人にはぜひおすすめしたい!現地サポートも手厚いです!

今回、DDHプログラムに参加された学生の皆さんと直接お話しする機会を持てたことを、大変嬉しく思います。少人数ながら、現地での濃密な学びと交流を通じて、多くの刺激と気づきを得られたことが伝わってきました。英語や文化の壁を越えて、「伝えたい」「学びたい」という皆さんの姿勢は、医療に限らず、今後の学びや人生に大きく活きることでしょう。いただいたご意見や改善点などを踏まえ、今後さらに良いプログラムにしていきたいと思います。今回の経験が皆さんの成長につながることを心から願っています。(国際教育研究センター 教授 小島 多香子)

LGBTQの方との対話をはじめ、社会?文化の違いに触れた経験、そして自分の考えを整理し、伝える力を実践的に学べたことは大きな成果だと感じました。ビジュアルシンキングやプレゼンテーションなどを通じて、「なぜそう思うのか」をロジカルに伝える訓練ができたことは、日本ではなかなか得がたい経験です。こうした姿勢は、今後の学びや医療現場で多様性と向き合ううえでも非常に重要になります。今回の経験を土台として、さらなる国際プログラムや6年次の海外臨床実習などにも積極的に挑戦してください。(三苫 博 副学長)
Discovering Diversity in Health Care
プログラムの特徴
- 英語力や医学の専門知識がなくても、参加できます。
- 個人ではなかなか訪問できない、一流の医療?教育機関を見学します。
- 現地の方々との交流を通じて、多文化社会を学びます。
- 医療?社会の多様性を体感し、深く考えるワークショップや文化体験が満載です。
- VIAスタッフが、現地での滞在をしっかりサポートします。
プログラムの概要(2025年春の実績)
- 応募要件 意欲のある学生?英語力不問
- 渡_航_先 San Francisco & Silicon Valley
- 期 間 春休み期間(7日間程度)
- 募集人数 15名程度(申し込み順)
- 費 用 US$3,700(宿泊費/一部の食事込み)※旅費?保険等は自己負担
参加までの流れ
2026年春のDDHは、2025年9月頃に募集を開始します。
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- 事前登録:大学の「e自主自学」にて、募集案内と登録方法をお知らせします。
- 本 申 込:VIAから届く案内メールに従い、必要書類を提出してください。
- 参加費の支払い:銀行振込またはクレジットカードでお支払いいただけます。
- 渡航準備:出発前に、VIAスタッフとのオリエンテーションを2~3回実施予定です。
※本学の学生向けの説明会を毎年開催しています。説明会の詳細は「e自主自学」でお知らせします。