本学は「多様性、国際性、人間性に支えられた最高水準の医科大学の実現」をビジョンに掲げ、その一貫として平成29年度より事務職員を対象に「ダイバーシティ人材育成研修」を開始しました。これは、次世代を担う若手職員を対象とし、国内?海外で様々な体験を通して自らの多様性や国際理解を深め、大学の発展に貢献できる人材育成を目的としています。職員が研修先?研修内容等を自発的に企画し、学内選考会でプレゼンテーションを行い、国内?海外それぞれ2チーム、合計4チームが選ばれました。その海外研修の1チーム(4名)が姉妹校であるセンメルワイス大学での研修に出向きました。
派遣期間中(2017年12月4日~8日)は?goston Szél学長、Marcel Pop国際交流部長、Zoltán Zsolt Nagy医療学部長をはじめ、多くの教職員の方々と面会し、両大学の組織、医学部の教育方針や制度、カリキュラム構成、授業内容、留学生の受入体制や日本人留学生等、様々な情報交換を行いました。また、各施設の見学や実際の授業等を視察し、同大学の学生が日々どのような環境で学んでいるのかについても知ることができました。なお、この研修の実施にあたってはセンメルワイス大学の卒業生で、日本在住の病理医であるマリア?メルニェイ先生の全面的ご協力を得ました。
センメルワイス大学と本学は、医学部生の交換留学プログラムを開始しており、2017年10月にはセンメルワイス大学の医学部生2名を本学に受け入れています。また、2018年4月には本学の学生2名が、センメルワイス大学へ臨床実習に行く予定です。医学部生の交換留学プログラムと同様、職員の研修も継続していくことで両大学の交流がますます発展していくことが期待されます。
今回、このような自発的プログラムを奨励することで、次世代を担う職員が海外での様々な体験を通して自らの国際理解を深め、更には親善大使としての役割も果たしてくれました。本学では、今後もグローバル人材の育成を積極的に進めて参ります。
*本プログラムはセンメルワイス大学ホームページでも紹介されています。
Staff exchange program organized at Semmelweis University for the administrative participants of Tokyo Medical University