188bet体育_188bet亚洲体育-在线*投注飛躍の年を目指して
理事長 矢﨑 義雄
謹んで新春のお慶びを申し上げます。そして新しい年を迎え、皆様に年頭のご挨拶を申し
上げます。
本学は、創立100年を超える歴史と伝統を有し、恵まれた環境にあるとともに、優れた潜在能力と人材を擁する極めて優秀な大学です。そして今日まで、建学の精神である「自主自学」と、校是である「正義?友愛?奉仕」を踏まえて、数多くの優れた医療人を育成してきました。学術面でも文部科学省の科学研究費の配分額は、単科大学にもかかわらず高額を獲得しており、国際的な大学評価でも教育力が高く評価されています。
昨年は、中国武漢で発生した新型コロナウイルス感染症が瞬く間に我が国をはじめ全世界に伝播し、まさに文字通りのパンデミックとなり、歴史に残るような災害となりました。
しかし本学は、このようなコロナ禍にあっても、教学面では林学長のリーダーシップのもと教職員が一丸となって遠隔授業に取り組み、遅滞なく実施され、学生からも理解しやすいと好評を受けています。課題となった実習をはじめとする対面授業も、十分な配慮のもと円滑に行われています。診療面においても、三木大学病院長をはじめとする附属病院教職員の皆さんのご尽力により、職務に忙殺されながらも適切に対応いただき、都をはじめ地域社会からも高い評価と信頼を受けています。
さらに、平成の終わりに明らかとなった入試にかかわる重大事象に関しても、これまでの大学運営の透明化と、ガバナンスとコンプライアンスが適切に機能する体制の構築と再発防止策に向けた取り組みが高く評価され、不交付とされていた私立大学等経常費補助金が、令和2年度には25%の約5億円が交付されることとなりました。そして令和3年度には、50%の約10億円の補助金の交付が見込まれています。これに加えて、入試体制の抜本的な改革と内部質保証の積極的な取り組みが認められ、さらに、入試に関する第三者による入学試験監査委員会からも令和元年度及び令和2年度の入試が公正公平に実施されたとの報告を受け、大学基準協会により認可が取り消された機関別認証の追評価も、予想より早期に受審することが出来、再認証への道が開かれました。
一方、長年の懸案であった西新宿キャンパス再開発計画も、新宿区との話し合いが進展し、共同ビルの建設も具体的に検討することが可能となりました。
新型コロナウイルス感染症の終息までの道のりは長く険しいと予測されますが、私共は、本年も大学運営のリスク管理の徹底と大学としての評価の向上に努め、188bet体育_188bet亚洲体育-在线*投注の飛躍の年となりますように、教職員が一丸となって最善の努力をして参る所存です。本年もご支援を頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。
しなやかに1年を翔る
学長 林 由起子
皆様、あけましておめでとうございます。
昨年は年明けから徐々に広がり、あっという間にパンデミックとなったCOVID-19に振り回された1年となりました。残念ながら、未だに収束の様相がみえません。一体誰が現在の状況を予測していたでしょうか?すべての人が行動変容を求められ、中でも未知の感染症の対応に追われながら、「感染しない、させない」に神経をすり減らしている医療関係者は特に疲弊しています。学生にとっても教職員にとっても、非常に厳しい1年でありました。
学生生活にも大きな影響がでました。令和元年度の卒業式は学生と教職員のみ、謝恩会は中止。令和2年度は入学式もできず、キャンパスは一時閉鎖。講義は突貫工事で整備したオンライン。実習は限定的。部活動も飲み会もなく、新たな人間関係も築くことができないという状況で、大学生活とは何か、思い悩むことも多かったのではないでしょうか。そして、その悩みを十分に友人と分かち合える環境になかったことも辛かったと思います。
その様な中で大変嬉しかったことは、学生の皆さんが能動的に学習に取り組む姿勢が見られたことです。これまで大学に来て講義を受け、試験を受けて、という受け身の学習中心だったものが、オンライン講義が主となったことで、自分で時間を管理し、分かるまで何度も勉強し、その結果、以前よりも学修成果が上がっている、という評価が出ております。思わぬところから「自主自学」に一歩近づくことができたのです。教員側もこの学生の「やる気」に呼応して、これまでの受動的学習から能動的学習へとぐっと舵を切ることにいたしました。一人ひとりの学生が、もっともっと大きく成長できるように、教員が単に手を引っ張るのではなく、学生の意見も取り入れながら、「医学」という学問を自らが真剣に楽しんで学べる環境を整えることに力を注ぐことにしていきます。
昨年は不適切入試の影響が少し落ち着き、公正な入試を着実に継続することを年頭に誓い、それを無事に実現することができました。皆様のご協力の賜物です。また、様々な大学改革を評価していただき、9月には、「学生の受け入れ」「管理運営」「内部質保証」を中心にオンラインという異例の形で大学基準協会の追評価を受審することもでき、年度末には結果を受領する予定です。これからは2022年度に再受審予定の分野別認証(国際認証)に向けて準備を進めていきます。
Withコロナの時代は、これまでの慣習にとらわれることなく、自由で柔軟な発想で物事に対応すべき時代です。多様性が社会を成長させることも明白となりました。今年はダイバーシティの推進にも力を注ぎたいと思います。
皆様にとりまして幸多き1年であります様、心よりお祈り申し上げます。