2021/09/29
医学科 社会貢献

「医師を目指す中高生と保護者のための講演会2021」を開催しました

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 2021年8月26日(木)午後4時45分よりダイバーシティ推進センター主催の「医師を目指す中高生と保護者のための講演会2021」をオンラインで開催しました。職業としての医師の紹介や医学部の模擬授業をプログラムとした講演会で、昨年に続きオンライン開催となり、国内はもちろん海外からの参加もあり、198名の参加がありました。

 今回は藤田医科大学ばんたね病院 脳神経外科 加藤庸子教授と本学医学科 哲学教室 西研教授にご登壇いただきました。講演会は医学科 公衆衛生学分野 小田切優子講師が司会となり、はじめに林由起子学長より開会のご挨拶がありました。

 まず、特別講演①として加藤教授より「この脳外科医の道を選んで、本当によかった」と題して、女性医師の現状からご自身の学生時代、脳神経外科に興味を持ったきっかけや最新の技術について、また、25年間で40か国以上に渡り手術や講演をした体験談をお話しいただきました。そして、「女性だからできないではなく、女性だから患者さんの笑顔のためにできることがある」という言葉は特に印象的で、これから医師を目指す中高生にとって大変貴重な講演となりました。

 続いて、特別講演②として西教授より「「支援」としての医療」と題して、ご自身の学生時代の経験や医療と哲学の関係から「医療とは何か」をお話しいただきました。学生に哲学の授業を通して医療の大切さを考えてもらい、本学のミッションでもある「患者とともに歩む医療人を育てる」に基づき人々の健康と福祉を支援する医療を学ぶことの大切さをご説明いただき、医学部受験者に大変参考になる講演となりました。

 講演後、参加者からたくさんのご質問をいただき、二人の先生方に一つ一つ丁寧にお答えいただきました。最後に大久保ゆかりダイバーシティ推進センター長より本学のダイバーシティ推進の取り組みの紹介と閉会のご挨拶があり、大盛況のうちに終了致しました。

(ダイバーシティ推進センター)

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