2022/04/19
看護学科

世界保健デーに際し日本WHO協会が募集した動画コンテストで、本学看護学科第3学年の蛯名温子さんが優秀賞を受賞

 公益社団法人 日本WHO協会が2022年4月7日の世界保健デーにちなみ「ウィズコロナ 世界と共に」というテーマで動画コンテストを開催し、本学看護学科第3学年の蛯名温子さんが、優秀賞を受賞しました。

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賞状とトロフィーを手にする蛯名さん

看護学科第3学年 蛯名温子さんの受賞コメント


 この度、私が製作した『蟷螂の斧』という5分動画が優秀賞に選出され、世界保健デーのイベント内で上映していただきました。学科では、学外での学びの場となる講習会やサマースクール、勉強会などの案内が度々あります。学外での学びは、学内での学びと相互に作用するだけでなく卒業後の活動のヒントとなるようなものも多く、進路を考えたりキャリアプランを考えたりする時の参考になります。


 動画を製作した経験はありませんでしたが、感染症で自粛が続くこの時期だからこそ新しいことに挑戦しようと思い、製作に踏み切りました。動画のジャンルは演劇で、題名の『蟷螂の斧』という言葉は、その時読んでいた本に載っていたものです。意味を調べたところ、蟷螂とはカマキリのことで蟷螂の斧とはカマキリのカマのことだそうです。また、"力のない者が、自分の実力もかえりみずに強い者に立ち向かうことのたとえ(故事ことわざ辞典)"という、カマキリが大きな敵に向かってカマを振りかざしている姿を表す意味がありました。これは、動画制作に挑戦する私自身の姿でもあり、Covid-19という見えない脅威に立ち向かう我々の姿でもあるように思えたので、題名として掲げました。


 脚本の軸としては、2年次に履修した健康教育論という科目のなかで出題された課題に着想を得ました。これは地域看護学領域の呉珠響准教授が担当する講義で、第一回目に「あなたは今、健康ですか?あなたの現在の健康状態について具体的に説明してください。」という課題が出題されました。この課題を通して自分の健康について振り返り、健康問題の解決や増進を考えたことが今回製作した動画の軸となっています。オンデマンド講義で学生は先生方と会えない日々が続きましたが、呉准教授の課題は、取り組んだ学生一人一人が自分の健康と向き合い、改善点を考えることでそれぞれに生活改善や健康増進の効果があったのではないかと考えています。私も、将来人々の健康問題に取り組むときは、指示や命令で人を動かすのではなく、その人が主体的に行動に移れるような支援ができるようになりたいので、これからも日々精進していこうと思います。

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