看護学科地域貢献活動委員会では2022年9月7日(水)に小説家?漫画家の歌川たいじ氏をお招きし、講演会「性の多様性-いろんな人が共生する社会は、強く、楽しく、楽な社会へ-」を開催しました。新型コロナ感染症第7波の渦中となり、急遽Web会議システムZoomによる開催となったにもかかわらず、看護学科の教員以外にも医学科の教員、総合事務センターなど他部署の職員、看護学科?医学科の学生の総勢40名が参加しました。
講演会ではLGBTQについての説明から始まり、Sexual Minorityを取り巻く誤解、宗教による迫害、同性婚の問題など社会的問題が個人のパーソナリティに与える影響について詳説頂きました。また、医療現場でSexual Minorityの患者さんに実際に起こった諸問題を、当事者の立場で説明いただきました。命を優先するのか、QOLを優先するのかといった簡単に折り合いの付けることができない問題であることをあらためて認識した次第でした。
会場は、講師と委員会メンバーだけでしたが、講師のお人柄もあり大変活気に満ちた楽しい講演会となりました。事後アンケートでは、「LGBTについてとても理解でき、また楽しく聞かせて頂くことができました。」「実際にLGBTQを身近に感じる機会は少ないため、当事者の方のお話を聞き、知らないだけで日常に溢れている話題なのだと実感した。」「誰を愛そうが、はたまた愛さなかろうが、自由に堂々と生きられる世になって欲しいです。」などの意見がありました。画面越しでしたが、学生や教職員の啓発に繋がった講演であったと考えます。新型コロナ感染拡大の中、来校くださいました講師の歌川様に感謝いたしますとともに、益々のご活躍を祈念いたします。
*看護学科の地域貢献活動委員会では、人々が安心して暮らせるコミュニティづくりに寄与する活動として、新宿区の地域特性もふまえ、多様な背景を有する人々がその人らしく共に暮らす社会を目指して様々な企画を行っております。
(看護学科 地域貢献活動委員会)
講演会後の記念撮影(写真中央:小説家?漫画家の歌川たいじ氏)