2023年9月7日(木)に、大学病院シミュレーションセンター冷水育助教と同センタースタッフの協力のもと、北海道鹿部町立鹿部中学校3年生5名が来訪し、受け入れを実施しました。
同校では、生徒が自分自身の進路を考え、自己の生き方について考えを深めることを目的に、3年生の見学旅行自主研修で興味のある職業に関連する大学や企業への訪問を実施しており、今回、看護師を目指す生徒が「最先端の医療?看護技術についての見学や体験を通して、将来につなげていこう」をテーマに、本学にて講義や体験学習を受けました。
当日は、西新宿キャンパスの教育研究棟(自主自学館)にあるシミュレーションセンターで行いました。はじめに冷水先生から「看護師という職業や現在の医療を取り巻く環境について」と題した講義を行い、続いて看護体験学習を行いました。高機能シミュレータを用いた、心拍数や脈拍の確認、骨折したときの応急処置方法、さらに足浴などを実践的に学びました。最後に生徒さんからの質疑応答に丁寧に答え、学びを深めました。
■冷水育先生からのコメント
今回は、看護師を目指している生徒さんたちでしたが、初めに「病院で働く医療の専門職を知っているだけあげてみましょう」と問うと、看護師、医師、助産師???といった感じでまだまだ医療職に関する知識が曖昧であることがわかりました。そこで、たくさんの医療の専門職があることを説明し、その中で病院の中で一番人数の多い職種である看護師の役割、専門性についてお話しさせていただきました。講義の後、皆で足浴を実施しましたが、温度調整の難しさや足浴のタイミングで下肢の観察を実施すること、患者さんの顔色を見ながら声をかけることなどを説明させていただきました。「ただ、足をお湯につけるだけでなく、いろいろなことを考えながら実施するのが難しいですね」といった感想がありました。高機能シミュレータでの脈拍測定や呼吸音の聴診などでは、患者さんの一番近くにいる看護師が患者さんの状態を観察してその変化に気づくことが重要であることを実感されたようです。最後に、北海道鹿部町の観光マップをいただき、鹿部町について私の方が学ぶ機会となりました。
<参加した生徒からのコメント>
看護体験では、聴診器の正しい使い方や足浴をする際に気をつけること、骨折した腕をしっかり固定する方法などを勉強しました。その際、分からないことばかりで困っている私たちに優しく丁寧に教えてくださり嬉しかったです。今回の体験を通して、医師や看護師の仕事は体のケアだけでなく、心のケアもしっかり行うことが大切だということを学びました。
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