医学部看護学科 地域貢献活動委員会は、1月30日(火)14時50分~、大学第一看護学科棟202教室にて、本学教職員と学生を対象に、「LGBTQと性の多様性 ~誰もが尊重される医療現場のあり方と共生社会」をテーマに講演会を開催しました。このイベントは、ダイバーシティ推進センターと共同で企画され、性の多様性に関する地域貢献活動委員会の講演会としては、昨年に続き今年で2回目となります。
今回の講演会では、時枝穂氏を講師として迎え、講師とつながりのある岩井紀穂氏にも特別に登壇いただきました。約70名の参加者が第一看護学科棟での現地参加とZoomによるオンライン参加を通じて集いました。参加者は新宿キャンパスや大学病院の教職員、学生にとどまらず、188bet体育_188bet亚洲体育-在线*投注からも参加があり、本学におけるLGBTQや性の多様性への関心の高さが窺えました。
時枝氏からは、まず、性の多様性についての紹介があり、性を構成する要素、その相互関連性など、SOGI(性的指向や性自認)に関する基礎的な知識をはじめ、性的少数者の置かれている現状や困りごと等について、様々なデータ、法的?社会的状況を踏まえつつ幅広い視点から講演がありました。また、岩井氏からは、医療現場における当事者の困りごとの体験談として、性的マイノリティ、特にトランスジェンダーと医療機関との接点について、ご自身の経験も交えながら貴重なお話がありました。「すでにご存知のことも多いかと思いますが...」という前置きから始まった講演会でしたが、参加者にとって性の多様性に関する新しい視点を提供する機会となったと考えます。また、質疑応答では、性に関する相談を受けた際の支援のあり方などの助言も頂戴しました。
本講演会を踏まえ、本学にかかわる全ての人の性の多様性が尊重され、ウェルビーイングな働き方や学修に専念できるように、歩みを進めていきたいと思います。
講師と本学教職員の集合写真
(医学部看護学科 地域貢献活動委員会?ダイバーシティ推進センター)