2024/12/11
大学院医学研究科 研究活動

本学大学院医学研究科 修士課程1年の荒尾沙央莉さんが、2024年度日本分類学会シンポジウムにおける学生発表セッションにて「優秀学生発表賞」を受賞

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賞状を手にする荒尾沙央莉さん(右)と指導教員の医療データサイエンス分野 田栗正隆主任教授(左)

  2024年11月30日、大学院医学研究科修士課程1年の荒尾沙央莉さんが2024年度日本分類学会シンポジウムにおける学生発表セッションにて「優秀学生発表賞」を受賞されました。

 これは、データの科学としての分類やそのデータ分析の分野に関する研究に携わる研究者?専門家を志す学生の奨励を目的として創設された賞です。研究内容に加え、予稿原稿、研究発表のプレゼンテーションや質疑応答についても評価されます。

 今回、荒尾さんの「重要度重み付き学習を用いたATT推定」と題した研究発表が高く評価され、受賞となりました。

指導教員コメント(医療データサイエンス分野 田栗正隆 主任教授


 荒尾さん、この度は日本分類学会シンポジウムでの優秀学生発表賞の受賞、おめでとうございます!荒尾さんの研究は、因果推論分野における治療効果の推定対象として頻用されている「治療群における治療効果(Average Treatment Effect on the Treated; ATT)」に対して、転移学習の分野で用いられる重要度重み付き学習の考え方を応用した推定手法を提案しました。共同で指導していただいている当分野の原田和治先生にも感謝申し上げます。 

 これからも更なる発展を目指して、研究に取り組んでいってください。

受賞者コメント(大学院医学研究科 修士課程1年 荒尾沙央莉さん


 この度は、日本分類学会シンポジウムにおいて優秀学生発表賞を受賞することができ、大変光栄に存じます。

 本発表では、転移学習の一手法である重要度重み付き学習の考え方を応用してATTを推定する方法を提案しました。本発表を通じて、多くの先生方から貴重なご意見をいただき、研究をさらに発展させるための新たな視点や発想を得る貴重な機会となりました。

 今回の受賞は、田栗正隆先生や原田和治先生をはじめとする多くの方々のご指導とご支援のおかげです。この場を借りて感謝申し上げます。今回の受賞を糧に、さらに研究を発展させられるよう、今後とも邁進していきたいと思います。

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