1.入学試験に関わる体制の改善事項
(1)入学試験選考委員会(入試委員会)の改編
?大学執行部を除く、教授会で選任された委員6名で構成した。
?継続性の観点から、任期および改選時期を見直した。
(2)入学試験監査委員会の新設
?外部監査委員による入学試験監査委員会を設置し、監査実施後に監査報告書を公表した。
(3)入学試験業務の執務環境の改善
?入学試験に使用するPC室に監視カメラを設置した。
?入学試験に使用するPC室の入り口に静脈認証システムを設置した。
?PCにアクセスログが記録されるようにした。
?入試関連ソフトウェアの検証を実施した。
(4)アドミッションセンターの有効稼働(2021年5月1日改編)
?専任のセンター長、専任教員1名、専任職員4名を配置した。
2.入学試験実施における改善事項
(1)監視の強化
?全ての入試委員会に外部監事または顧問弁護士が立ち合った。
?点数の採点?入力、集計業務に入試委員、外部監査委員、外部監事など複数名が立ち合った。
?合否判定を伴う入試委員会に外部監査委員、外部監事など複数名が立ち合った。
?教育委員会、教授会における合否判定に外部監事が立ち合った。
(2)面接評価方法の改善
?受験生1名に対する面接委員の増員を実施した。
?医学科?看護学科教育職員だけではなく、事務職員、病院職員(医療技術職員、看護職員)による面接を実施した。
?女性面接委員の増員を実施した。
?一部の選抜区分を対象に、MMI面接を導入した。
(3)小論文評価方法の改善
?受験生1名に対する小論文採点委員の増員を実施した。
?一般教育系教育職員を増員した。
(4)教育委員会および教授会における合否審議の改善
?合否判定において、すべての得点の表示と属性の非表示を徹底した。
(5)入学試験問題の検証
?事前に入学試験問題を外部と内部で検証した。
(6)入学試験問題および解答の速やかな開示
?入学試験当日に、入学試験問題を持ち帰りとした。
?入学試験問題および解答のWEB掲載を実施した。
(7)補欠合格者の透明化
?補欠順位を公表した。
(8)成績開示の徹底
?一次試験だけではなく、二次試験の成績ならびに順位を開示した。
(9)入試システムおよび学務システムの新規導入等
?入試システムを刷新するとともに、WEB上で出願、合格発表および成績開示を実施した。
?その他入試に関するマニュアルを見直すとともに充実させた。
(10)翌年度入試に向けた対策
?入学試験終了後に面接委員および小論文採点委員を対象にアンケート調査を実施した。
?入試担当全教職員にアンケート調査を実施し、その結果をもとに入試改善検討会(入試反省会)で次年度に向けた改善の議論を行った。